北海道ローカルの深夜バラエティー「水曜どうでしょう」などで知られるハイパーメディアパーソナリティ[笑]、鈴井貴之氏の第1回監督作品。鈴井さんがかつて主宰していた劇団オーパーツのために書き下ろした原案をもとに、ともに北海道でタレント、役者として活動を続ける安田顕、大泉洋をキャスティングして映画化。北海道・札幌市などを舞台に、願いを叶えるという“夢のマンホール”をめぐる人々の姿を描く。


 札幌郊外の新興住宅地に住む女子高生、希。高校の数学教師の父は自分の出世のことで頭がいっぱい。そんな父に従うだけの母。息がつまる家庭。つまらない毎日。塾に通っていたはずが、デートクラブになんとなく席を置いている。
 勤勉実直を絵に描いたような交番巡査の小林。まじめが過ぎて、どこか人とかかわるのがずれてしまう。でも正義感は人一倍。
とある事件をきっかけに希と小林は出会い、希は自分達の居場所だと感じていたデートクラブを失ってしまう。
 そんな折、女子高生達の間で"夢のマンホール"の噂が広まっていた。希はその噂に強いデジャヴを感じていた。それは幼い日、家族が家族であった頃の記憶に似ていたからかも知れないから・・・。
 父親と衝突してプチ家出をしたまま帰るところがなくなった希は、再び小林と出会い、“夢のマンホール”を探しに行く決心をする。決して信じているわけではない。でもどこかでそんな場所があることを心で願いながら…。導かれるように二人が辿り着いたのは、希が幼い頃のあの記憶の場所だった。そして古びたマンホールの蓋は開かれた・・・。
 北海道で人気のテレビ番組「水曜どうでしょう」を手がけた鈴井貴之の映画監督デビュー作。(2001年・青森県初上映)


(第13回あおもり映画祭パンフレットから抜粋=私がストーリー書いた[笑])man-hole公式サイト
公式サイトはこちらなんで、こちらをよーくご覧ください。
予告編も公式サイトからご覧になれますっ。

※2003.4.30にman-holeのDVDが発売になっています。こちらから購入できます。

>>back