私とman-hole -考察と今後-
 私は基本的にバカで単純なので、影響というものがすごい多いし、
その分覚めたりするのもすぐだったりとかします。
覚めたらすぐ切り離したりとかもしたりするんですね[苦笑]

man-holeという映画、
私の場合は「安田顕の主演映画」「坂本サトルが一瞬出ている」
それだけで見たいと思った映画でした。

映画が公開されてから1年半、映画に出会いました。
予告編を見て、早く見たいと思いました。
それは安田さんが出演されてるから、とかではなかった気がします。
予告なのに、涙があふれる自分がいました。
丁度、会社で一番辛い仕事をしていた時期だったこともあって、
映画に興味を持って、予告見れるーって感覚だけで見たのに、
予告の中で繰り広げられる色々な人間模様、夢のマンホールの中に入っているらしい映像での
「きみには夢があるんだろう」って小林さんの言葉。
会社でどうしていいかわかんないけど、がむしゃらになって仕事していた私に
何かの中和剤を投げつけられたような感覚。
あの曲[希のテーマ]を聞いてると涙腺がじわーって来る感覚。
どうしていいかわからなくなりました。

そんな出会いから1ヶ月。
伊達へ映画を見にいきました。
小林正義のやっている行動に疑問を持ちながらも[こんなこと、警察官がやってれば懲戒免職だべよ]
けど、夢とか希望とかを投げかけていることに気づきました。
夢のマンホールへ向かっていく希と小林、今の現実を歩いていって、
やっと見つけた自分の理想の場所。
願い事をかなえる夢のマンホール。
小林にも夢があったんだと思ったらなんか嬉しくてしょうがなくて。
ただ、忠実に仕事をしなくてはいけないという感覚だけではなかったんだということがわかって、
自分の素直な感情を希に話するシーンで泣けちゃうんですね。
普通、よっぽどのことでない限り、顔しか知らない人に自分の内面なんて話できないぢゃないですか。
彼は希に心を開けたってことだと思うんです。
希は小林に心を開いたから。希が小林の希望とか夢とかを閉まっていた引出しを開けたから。

人間、絶望だけの世界で生きているわけではない。
小さいころから何かの夢を持っていたはず、希望をもっていたはず。
そんな気持ちを引き出してくれるような映画でした。

。。。正直言うと、監督の作られた映画だから、
みんなどん底に落ちて終わりとかなのかなーと思ったんですよね[苦笑]
違いましたよ、泣き笑いの映画ですよ、私にとっては。


私の映画やドラマの見方は「感情移入は全くない」「泣くときは泣くけど、さほど思いもない」
「また映画みるよりバラエティ見てたほうが良かったと思うのでは」
って感覚なんですね。
けど、man-hole見て、考え変わりました。
映画見て、何かを吸収しないとって思うんです。自分がもったいない。

ま、そんなこんなで大切な映画になってしまったわけですが・・・・。

※ここから、2004/06/14の追記。

とりあえず、県外で2回見てきたときの感想を晒します。 伊達  秋田
あの当時、この二つの想いがなかったら、今の私はいませんでした。

私の夢は、映画の中で、あの小舟と一緒に流れていってくれたから
夢が叶ったのかな?と想ってます(勝手に)

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